かなり昔の映画です(^^+)。
存在の耐えられない軽さ [DVD]
640円
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1988年公開の映画ですが、舞台は第二次世界大戦後、ソ連が主導する共産主義体制下に組み込まれたチェコスロバキア、という複雑な時代です。
タイトルが気になりますよね、存在が耐えられないくらい軽い?
気になる部分までのストーリーをざっとご紹介。
主人公の男(トマシュ)と女(テレーザ)。
医者である男・トマシュはプレイボーイ。
エロティックな場面が複数登場します。
そんなトマシュが出張先の病院でばったり出会った女が主人公のテレーザ。
惹かれ合った二人は「結婚」をします。
誘い、誘われる男、トマシュなのです!!
一方、妻テレーザは夫のトマシュひとすじ。
「愛していない人と、セックスできるなんて、信じられない!!」
というタイプ。
ですから、度重なるトマシュの浮気は精神的にも辛かったようです。
そんな頃、ソ連のチェコスロバキア侵攻があり、二人はスイスへ亡命することになりました。
スイスでの2人での生活。
その裏でも、トマシュは芸術家の女性と密会を・・。
それを知ったのか、妻テレーザは置き手紙を残し、そっとスイスの家を出ていくのでした。
置き手紙には、
トマシュも意を決して、ソ連が占領する祖国へ向かい妻を探します。
テレーザは、自分を追いかけて来てくれたことに感激し抱き合うのです~。
(これでトマシュも女癖治る?と思いきや?)
ある日、昼間の情事を終えたトマシュが妻のベッドに入ってきた時、テレーザは言います。
「他の女の匂いがする!」、「どうして他の女に会うの?」と問い詰めます。
テレーザ「あなたはこの世には愛とセックスがあり、セックスは娯楽だという。そう信じたいけど。愛もなくセックスができるなんて不思議だわ・・。私も試してみるわ!」
おっと!妻も他の男と試してみるわ!と公言しました。
夫は「・・・・」(→確かに否定できませんよねー)。
夫の横でつぶやいたテレーザのセリフが印象的でした。
「私もあなたのようになりたい。無神経で・・たくましく・・したたかに」
実際、テレーザは早速”愛してもいない男”との関係を試すんです。
(そこから、まだまだストーリは続きます)
無神経になれたら楽?
実は私も夫婦間において、そう思うことがあります。
夫の適当な態度、イラっとくる言葉、行動。
「ちょっと!〇〇しなさいよ!」と言いたくなります。
言ってしまうこともあります。
ぐっとこらえることもあります。
こんなとき、
あーーー、夫のイラッとくる言動を気にしない自分になれたら楽だよなー!!
って思います。
グダグタした口論をしなくてすみますし。
イライラする自分にもならなくてすみます。
気にしないぞ、無関心で行こう、と念じて”努力”をしてみたり。
でも、こう念じているうちは、やはり気になっているんです(笑)。
やがて、ホンマにどうでも良くなった事柄もあります。
そして、どうでも良くない事もあります。
あなたの人生が軽いのか重たいのか
手紙では主語が「人生」になっています。
テレーザ的には「セックス」(愛かも?)かもしれません。
主語が何にしろ、私達は比較して、そっちには耐えられない~と無意識に発していることが多いかもしれません。
「私は○○をやってるのに、あなたはやらない。(その神経に私は耐えられない)」みたいな。
無意識にやってますから。
人間、そう簡単には無神経になれないものだと、改めて思います。
無神経になることを努力するよりも、
「あ!私はこういうことを大事と考えて、それをしない人にイラッと来るんだな。」と分析博士のように、その発見をニヤリと見つめるのが面白そうです。
「”存在の耐えられない軽さ”を発見したわ~!」を合言葉にしてみてはいかがでしょうか?
ちなみに、セックスに軽いトマシュですが、映画の中で自分の主義に重きを置いている場面があります。
映画の最後は、トーマスのセリフ
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