たまには非日常体験で感じる自分を感じてみよう。【京都南座での歌舞伎鑑賞から】

 

親族に誘われて、京都南座へ歌舞伎鑑賞に行ってきました。
 

芸能情報に疎い私でして

今回
・京都南座が2年の改修工事を経て11月にリニューアルオープンした!
・その新開場記念に、高麗屋三代襲名披露が行われる!
 ※高麗屋→松本幸四郎さん、市川染五郎さんが代替わり!

という、親族からのキャッキャしたお誘いに、
歌舞伎に詳しくない私も、「そりゃ、行くべ!」と二つ返事しました。

 ↑ 3代の名前入り幕!

 

●恐るべしイヤホンガイド!

実は人生、まだ2度めの歌舞伎・・。
つまり役者名も演目もよくわからない私。

そんな人にはイヤホンガイドを強くオススメします!

これは、舞台の進行に合わせて、

出演俳優の紹介・あらすじ・衣裳・道具・音楽・時代背景・歌舞伎独特の約束事など、観劇の邪魔にならないようタイミング良く解説をする音声ガイド

会場に入る前に約700円で借りることができます。

イヤホンを耳に入れて使います(笑)

これがホントにうまいタイミングでササッと解説してくれるんです。

役者がセリフを言う前に サッと要約した内容を伝えてくれたり
(しかも一々、じゃなく、肝心な場面でのシーンで。)
衣装や髪型の意味や歴史もササッとコンパクトに説明してくれたり、

歌舞伎の世界が全部楽しめる!

これ、多分、リアルタイムで解説してはると思います。
解説が、うまい!
間のとり方が、うまい! 無駄口がない!
かなり感心いたしました。

●泣けた・・連獅子の演目。

イヤホンガイドのおかげで・・ 
連獅子という演目で号泣しました。
連獅子は、なが~い髪の毛(赤い毛、白い毛)を振り回す演技で、一度は何かで目にしたことがあるのではないでしょうか。

ストーリーの中で
親獅子が子獅子を、谷底へ突き落とす場面があります。
(谷から這い上がってこそ、後継者・百獣の王となるといういわれ)

その時の親心。。
ただ「厳しい親」だけで突き落とすと思っていたのですが・・

突き落とすのに勇気がいる親獅子・・
みたいな動作があるんです。
厳しい親でも悩むんだ・・・!!

泣ける・・!!

そして突き落とす!

それが・・子獅子がなかなか這い上がって来ない。
谷底で姿も見えない。

不安がる親獅子・・・
みたいな動作をするんです・・!!(音楽も不安な演奏に変わり・・)

イヤホンガイドのオッチャンは
「親獅子は本当に突き落として良かったんだろうか・・
 自分の育て方は厳しすぎたのだろうか・・・
 見込みが甘かったのだろうか・・
 と、思惑し迷っている。」

とか説明するから・・
泣ける・・!!

で、演じてる獅子って、今回襲名した親子であり師弟なワケです。
そう思うとまた、ジーンと来まして。

演技も呼吸が合っていて、引き込まれていきました。

という具合で・・
歌舞伎、面白かったなー!とイヤホンガイドに感謝しました♪

それで、これから、時々歌舞伎を見に来よう!と思ったのです。

●非日常から得られるもの

演劇鑑賞って、一つの非日常。
非日常だけど、そこで演じられているものは、とある日常のドラマ。
古い時代のドラマで、私自身のドラマではないけれど
今の自分に通じる(感じる)何かがあるわけです。

どこを、どう感じたか・・ が、

今のあなたの気づき!になる。

あなたも、非日常に身を置いて、

その時感じる「何か」を体感しに行くのをオススメします。

 

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