こんにちは!
心理カウンセラーの本川あつこ(ほんかわあつこ)です。
不倫した夫との夫婦関係を諦めたくない!!
そのエネルギーの使い所を間違えなければ、不安は薄れていくでしょう。
GPSはご自身にセットして、納得の行く選択をしていきませんか。
そのためのヒントを書かせていただきました。
(私の体験談もちょこっと掲載^^)
というわけで、今日は、無料お悩み相談サイト「ココロノマルシェ」に頂いたご相談に回答いたします。
ご相談内容
ご相談者様:ゆきさん
引用元:https://cocoro-marche.com/archives/31421
不倫の精算
こんにちは。
悩みは浮気からの夫婦関係改善についてです。
1年ほど前に浮気を発見し、怒りを抑えつつ夫に、、私はやり直したいがあなたはどうしたいのですか?と手紙を書き、離婚したくないと言ってくれたので修復中です。
相手女性とは交渉しないで欲しい、との夫の頼みから示談はせず、しかし執着心がすごくGPSアプリを入れてもらったり、使うお金は全てレシート提出、休日に出かける時は事細かに聞いたりしておりました。
相手女性が職場内不倫ということもあり不安が常にありました。
一年越しで夫が不倫をしていた頃がフラッシュバックし、カウンセラーに電話相談し、相手女性と交渉を拒む人は水面下で続いてると言われ、不安になり、朝起きて夫の携帯を盗み見。
同じ不倫相手と雑談メールを発見してしまいました。
不倫真っ最中のような下ネタ満載のやりとりは無く雑談だったのですが、それでも腹が立ち夫に突撃。
あなたはどうしたいの?家族を壊したいの?と言ってしまいました。
わたしは出来る事があるなら、まだ夫婦を諦めたくないよと話し、夫婦カウンセリングを提案したら一度は拒否されたものの、仕事から帰った夫は何も考えたくない一人になりたいと思ったけど息子を見てそれは出来ないなと思ったそうで、カウンセリングをすることにしました。
夫と不倫相手とは不倫の事実は触れないように、無かったことのようになってるそうです。
まだまだ執着心が強いわたしは相手の女性と話はさせてもらいたいと夫に話していましたが、根本先生のブログに出会いそれはやめた方がいいなと思い直しました。
もう仕事以外の連絡はしないと夫が言っているのに信頼出来ていないから相手女性を遠ざけようとなんとかしようとしてるから苦しいんだよなと。
カウンセリングも夫は私が疑うことに恐怖を感じ、何を話しても疑われると思い私と話せなくなっていると言っていて、お互いにカウンセリングを受けたいと言ってくれてます。
仕事から帰ったら家事育児をしてくれる向き合ってくれる夫を信頼できてないな。
家の中のことはしてくれてますが、私の中の夫の割合が多すぎる、家に居すぎな気がするからもっと外に出て欲しいと私の執着で夫を苦しめているなと感じてます。
再び違うカウンセラーに相談しても夫婦修復には不倫の精算が不可欠。
私の不安の原因は女性と話してきっちり終わらせてないからだと言われました。
私はもう女性と話をしようとは思っていなかったのですがこの不安は女性と交渉してなくて納得していないから残っているのでしょうか。
これまで以上に優しくしてくれる夫にどうして不安がなくならないのでしょう。
自分に自信が取り戻せたら不倫の精算などしてなくても気にならなくなりますか?
(ゆきさん)
本川あつこからの回答
ゆきさん、はじめまして。
心理カウンセラーの本川あつこ(ほんかわあつこ)です
一年前の浮気発見から、辛い思いを経験されて来たんですね。
そんな中、ご主人にも思っていることを伝えて、関係改善にと行動されて力強い方だなと感じました。
”不倫相手と会って話したい”というところ、とってもパワフルです!
さて、今回のご相談で気になったキーワードがあります。
「不倫の清算」という言葉。
精算って、プラス・マイナス・ゼロ、にすることですよね。
何をすれば、夫の不倫がゼロ、ゆきさんの辛さがゼロになると思いますか?
ゆきさんにとって、不倫の精算とは相手女性に合うことで達成できそうですか?
相手女性と会ったとして、どうなったら精算されたわーと、なれそうですか?
ちょっと考えてみてくださいね。
私の考えですが、どんな方法を使っても「不倫をゼロ、なかったことにする」はできません。
むしろ、不倫で夫婦関係という家の崩壊が分かって、更地になったというイメージです。
崩壊?更地?
もし嫌なイメージを持たせてしまったらごめんなさいね。
更地というのは、いろんなことが見渡せるいい機会という意味。
つまり、スタート地点に立てたいうこと。
ですから、私は精算ではなく、更地からの建設土木工事を提案いたします。
何を工事するんの?
ゆきさん自身です。
(ま、今は夫婦だの、夫だのは一旦脇においておきましょう)
相談文を読むと、ゆきさんは”不倫の精算になるのでは”、と、いろいろ行動されて来ましたね。
>GPSアプリを入れてもらったり使うお金は全てレシート提出、休日に出かける時は事細かに聞いたり
>カウンセラーに電話相談し
>夫婦カウンセリングを提案し
>再び違うカウンセラーに相談し
本当にひたむきで、諦めない頑張り屋さんです。
そんなエネルギーが、ゆきさんにあるってことを、覚えておいてくださいね。
で、行動したけれど、不安が無くならなくてご相談されたんですよね。
手紙を読んでみて、ゆきさんが、なんとな~くやり残した感があるのが
>相手の女性と話はさせてもらいたい
ということなのかな、と見て取れました。
私としては、それでゆきさんが気が済み、やりたいなら、どうぞ!いってらしゃい!と送り出します。
その前に、必ずカウンセリングは受けて頂きたいなと思います
・ゆきさんは、相手に何をどう話したいのですか。
・相手が期待した行動(例えば、謝る、交渉に乗る)をとらない場合は、どうしますか?
・期待した行動をしてくれたら、ゆきさんはどんな感情になりますか?
など、カウンセリングでは他にも、たくさんお伺いします。
そして、私から断言できるのが、以下の2点。
どんな風に相手女性との決着を付けたとしても
・絶対もう夫が不倫をしてない、という証明はできない
(→不安がなくなるとは言えない)
・向き合う場所、戻ってくる地点は「ご自身とご主人」に変わりなし
(→結局、相手女性はあまり関係なかったということ)
なんです。
なんだか、遠回りをした回答になりましたが、最初にすることは、ゆきさんご自身の心の整理なのです。
私の体験を少しご紹介^^
実は、私も夫の不倫問題の経験者でして・・
当時、愛され妻カウンセラーのブログを読んでは、私はダメな妻なんだわと落ち込んだり
戦え系カウンセラーのブログを読んでは、相手女性との戦いをイメージしたり
弁護士相談では弁護士さんから離婚をオススメされたり
そんな情報や正解探しに右往左往して、疲れ果てたんですよね。
そう、人の意見に右往左往している時が、他人軸で更に不安になったりしてたんだと思います。
今のゆきさんも、そんな状態なのかもしれません。
そんな時は心の整理です。
私は、自分がどうしたいかを掘り下げて、覚悟を決めることができました。
その次は「夫婦」という概念の捉え方を変えました
(これはカウンセリングで変わりました)
とても楽になったんです。
次第に、GPSとか、スマホチェックをしなくても、帰りが遅くても、不安では無くなりました。
生活や、思考や、夫への態度が、自分軸になったからです。
たった5行でコンパクトに書きましたが^^、2年くらいかけて、徐々に徐々にと変化していったのです。
何がいいたいかというと、焦らないで、大丈夫よ~。
ということです。
私のカウンセリングでは、、
まず、ゆきさんご自身の「感情、本音」のお話をお伺いします。
溜まっている感情はどこかで、しっかり吐き出せていますか?
再構築の前に、夫へのクソボケ、ふざけんな!っちゅう叫びを、出しきりましょう。
相手女性への叫びもありますよね。
そのうえで、本当に相手女性と話していたいのかどうか、一緒に掘り下げて行きましょう。
急がば回れです。
その結果、どっちを選んでもいいし、別の方法を選んでも良いんですよ。
その選択をカウンセラーさん軸で選ぶと、後悔してしまいます。
ゆきさん軸で選択したことなら、納得がいきますからね。
文中で私が書きましたとおり
「ゆきさんがもつエネルギー=ひたむきで、諦めない頑張り屋さん」
これを、
夫や不倫相手でなく「ゆきさん」に使ってみてください。
一緒に、頑張りましょう!
ご相談もお待ちしています。
以上、心理カウンセラーの本川あつこでした。
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