こんにちは!
心理カウンセラーの本川あつこ(ほんかわあつこ)です。
夫に愛されています、って羨ましいけども、それが悩みの方だっていらっしゃいます。
なぜ悩むのか。
私は夫が嫌いだから。
それに、気になる男性もいる・・・。
今日は、無料お悩み相談サイト「ココロノマルシェ」に頂いたご相談に回答いたします。
ご相談内容
※引用元:https://cocoro-marche.com/archives/32488
夫のことが嫌いです
(相談者:いちごさん)
私38歳、夫40歳、娘8歳、結婚12年目です
お互い大好きで結婚しましたが、結婚直後に夫がニートになり(1年半)、夫に対しての気持ちがなくなり、そのときオンラインゲームで出会った人のことが好きになり、夫に離婚してほしいと言いました。
一時期別居もしていましたが、夫が離婚を承諾してくれることはなく、他の人を好きだという私のことを、それでも好きだと言ってくれる夫の絶対的な愛を感じ、やり直すことにしました。
その後は夫も仕事を頑張ってくれて、子どもも生まれ、今は私が働かなくても生活できるようになり、専業主婦をしています。
お金の面でありがたいとは思うものの、ずっと心にあったのが「夫のことを好きになれない」ということです。
時には「好きになれない」どころか「嫌い」に発展することもあります。
夫は今でも私のことが好きで、「俺の事をもっと見て」「俺の事をもっと好きになって」と言ってきます。
ですが、好きになれない。
夫の言動にイラッとします。セックスしたいとも思いません。
最近暇つぶしで始めたオンラインゲームで、好きな人ができました。
その人とはまだ会ったことはありませんが、好きなんです。
セックスしたいとも思います。
その人と今後どうなるかは分かりませんが、離婚するためには経済的に自立しないといけないなと思い始めました。
と、ここまで考えるのですが、私自身働くということに向いていなくて、自立する自信がありません。
夫とうまくやれるならその方がいいのではないか、と思ってみたり、はたまたこのまま結婚生活を続けながら好きな人とも付き合いたいと思ってみたり。
・経済的に安定していたい
・好きな人と一緒にいたい
この2つの願いを同時に叶える方法が分かりません。
なにかアドバイスをいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いします。
ご回答
いちごさん、はじめまして。
カウンセラーの本川あつこ(ほんかわあつこ)です。
この度は、ご相談ありがとうございます。
さて、
相談タイトルの「夫が嫌いです」が、ど・ストレートでいいですね。
9割5分くらいの妻たちが「あるある!分かるわ!」と共感するのではないでしょうか。
私も今朝、夫に殺意を含んだ「ほんま嫌!」を感じていた所です。
ま、「嫌い!」とまでは思わなくても、相談文中にある
>ときには「好きになれない」どころか「嫌い」に発展することもあります
は、長い夫婦生活の中にあって当然のワンシーン。
そう、ワンシーンです。
24時間、四六時中ってことではない。
嫌い、と考えている時間以外は、どんな日々をお過ごしでしょうか?
とはいえ
いちごさんが「夫のことマジ嫌い!」と思っちゃうスイッチがあるわけですよね。
それは何なのか、いつなのか、どんな時なのか
ってことも気になる本川あつこです。
さて、すこしお聞きしたい質問をしていきますね。
>夫が結婚直後にニートになり(1年半)、夫に対しての気持ちがなくなり
気持ちが無くなったのは、夫がニートになったことと関係ありそうですか?
夫に対しての気持ちがなくなる、とはどういうことですか。
夫がニートになったとき、いちごさんはどう感じていましたか?
ここの感情が相談文に書かれていなかったので、お聞きした次第です。
私事ですが(私は結婚16年目)
私の夫は、結婚1年半後に、人間関係がしんどいとかなんとかで、勤めていた会社(=給料良かった)を辞めました。
私はこの時、ハラワタが煮えくりかえり、夫を非難しダメ出し、転職への応援もしませんでした(モラハラ妻になった)
なぜ、あの時私は怒ったのだろう?と思い返すと
・お前は夫(父)としての責任感はないんか!
・そんな理由で仕事辞めるなんて許せない!(甘えるな!)
・あなたの職業込みで結婚を決めたのに(という期待を裏切られた気分)
という、最高の夫を選んだはずが、これかよ、という、夫と自分に裏切られた気分だった。
また夫という男に「男としての責任感」をこんなに押し付けてていたのか私、とも思いました。
(ちなみにこの事件は、夫婦の転換期となりました)
これは、私の感情の例でしたが、いちごさんも夫ニート事件で、いろんな想いが会ったのではないでしょうか。
いちごさんにとっても夫婦の転換期だったのではないでしょうか。
是非、お聞きしたいです。
>そのときオンラインゲームで出会った人のことが好きになり、夫に離婚してほしいと言いました。
ご自身から好きな人ができたからと、離婚を切り出すいちごさん。
なかなか、正直な方なのだなと感じました。
>他の人を好きだという私のことを、それでも好きだと言ってくれる夫
「それでも好きだ」と言われた時(絶対的な愛を感じた時)、どんなきもちでしたか?
さて、現在は相談文に書かれれいる状況なのですね。
お聞きしたいことは
・夫のことを好きになれないとは?何がどう嫌なのか?
・あなたにとって好き(好きな人)とは、どういう状態の時、好きと感じますか。
・いちごさんにとっての「好き」の基準ってなんだろ?
・夫の言動、どんなことがイラッとする?
・夫とうまくやる、とは、どうなればうまくやれてると思えますか。
などなど。
>夫は今でも私のことが好きで、「俺の事をもっと見て」「俺の事をもっと好きになって」と言ってきます。
この言葉を夫から言われて、いちごさんはどんなことを感じますか?
私の場合はですね、
知るかよ、あなたの気持ちを押し付けるな!
とイラッと来ますよ、まじで。
でもね、私、優越感に浸っているかもしれない(笑)
私は夫を邪険に扱っているのに、だのに愛されているんだと(笑)
たとえ、ウザくても。
いちごさんは、どうかしら?
気になったキーワード「暇つぶしのオンラインゲーム」
さて、この問題の原因
というか気になったワードから、探ってみたいと思います。
相談文に出てくる
>最近、暇つぶしで始めたオンラインゲームで・・・
にある、「暇つぶし」というワードが気になりました。
このオンラインゲームという仮想空間で
まだ会ったこともない人に、好き、セックスしたい、夫との離婚も頭に浮かぶ
という考えや状態そのものが
いちごさんにとっての「暇つぶし」になってやしませんか?
暇つぶしをしてしまう裏には
いちごさんには、寂しさ、があるのではないかと。
心にぽっかり穴が空いているのではないかと。
そこを満たすために「暇つぶし」をせざるを得ない状態ではないでしょうか。
好きという素敵な感情を
暇つぶし、だなんて言ってごめんなさいね。
そして、なぜこのような暇つぶしができるのだと思いますか?
これは私の考えですが
ご主人という安定した存在があるからこそ、他へ求めたくなる
(何がどうあれ愛してくれてる夫、稼いでくる夫、家庭、という安定が既にある)
無意識にも、いちごさんは夫と家庭とつながっている、と言えるのではと思っております。
相談文にはでてきませんが、8歳の娘さんに対してはどんな想いがありますか?
母としてどんな姿で接したいか
娘さんとはどんな関係を築きたいか
現実面では、どうでしょうか。
2つの解決方法とご提案
いろいろと述べたり、質問しましたが
それを踏まえて2種のご提案をさせていただきます。
タイプの異なる提案です。
どちらが今のいちごさんにフィットするかはわかりませんが、ご一読ください。
1,自分のヒマを解消し、夫とうまくやる。「うまくやる」のハードルを下げる。
ほんまに、いちごさんこのままヒマでいいの?
どのくらい夫が嫌いなん?
と、私の疑問をいちごさんに投げかけてかーらーの、以下のご提案です。
①夫観察・書き出しワーク
・夫のマジでクソ嫌いなことを、箇条書きでちゃんと書き出す。
・夫に対して、ま、こういう点はありがたいんかもしれん。
こういうところが(昔は)好きやったかも!?
を箇条書きで書き出してみる(たとえ、1個でも(笑))
ま、私が言いたいことは「好きか、嫌いか」で判断しない、つまり0-100思考を緩める。
物事の本質って、だいたい中間にあるんです。
私は「夫がほんま好き、ラブ!最高の夫。仲良しよー」と言っている人の言葉も信じないし
「ホンマにマジで嫌い!大嫌い」という人の言葉も信じません。
(嫌い、ってエネルギーを出せるって、誰相手にもできることじゃないす。特別な人のみですから)
このワークで、感じたこと発見したことを元にカウンセリングしていきます。
>夫とうまくやれるのならその方がいいのではないか
みたいな感情がでてくるのか、はたまた違う感情なのか。
②「うまくやる」のコツは、「うまくやらないこと」です
”夫婦関係をうまくやる”の定義を、いちごさんが気楽になれる定義で作っていきましょう。
それは、カウンセリングにて。
夫婦関係っって、100人100色です。
世間の基準、世間の幸せに合わせる必要もないですから。
なんなら「好きな人」もいながら、夫とうまくやるという定義もあって良いのではないの?
③いちごさんの好きなこと探し
これが、一番重要ですね。
私のいちごさんへの印象、つまりいちごさんの魅力・価値は以下のとおり。
・セクシャリティが強い
・自分の欲を知っている
・正直
・エネルギーが有り余っている
だと感じました。
めっちゃ資源があるうううう!
だから、一緒に探してみませんか。
カウンセリングにて。
専業主婦をされているその生活の中にも、きっとあるはず。
もちろん、外の世界(→忘れかけているかも知れませんが!)に目を向けても良し。
オンラインゲームを一旦OFFして、「いちごの宝探しゲーム」です。
はい、以上の提案を聞いて、どう思われたでしょうか。
は?何いってんのこの人、と思われましたら、2つ目の提案もご一読ください。
2,暇つぶしじゃない!あたいは真剣にオンラインの人との将来を考えてるし、そこに進みたいんだわよ、自立してまでも!
そのような強い決意、覚悟が出てきたのなら
それはいちごさんの本心、選んだ生き方、と言えるかも。
コチラであれば、以下のようなカウンセリングで進めたいと思います。
①自立の方法を探る
働くのが苦手と書いてあるけど、実際はどうか。
カウンセリングで見てみましょう。
必ず方法はありますよ。就職へのチャレンジまでサポートします。
②今後のお子さんとの関係
8歳の娘さんとはどうしていきたいですか。
一緒に来て欲しいですか。
お子さんとのことは、しっかりカウンセリングで気持ちを整理していただきたいと、私は思います。
③ ①と②を進めながら、「好きな人」と関わっていく。
今はまだ見ぬオンライン上の好きな人。
さあ、これからどう関わっていきますか。
会いたいですか、想いを伝えたいですか。
④ ①~③を進めながら、夫との関係をどうしたいかを、カウンセリングで見ていきましょう。
取り組む中で出てくる、想いや感情に、きっと発見があることでしょう!
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以上、本川あつこからは、2つの提案をさせていただきました。
エネルギーあふれるいちごさんの今後を応援しております!
これを機にステップアップしたい、取り組んでみたいと思われたら、是非お越しください。
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