子育ての５ヶ条を作っていますか？【子育て方針の言語化とその思い】

人生の転機コーチ・カウンセラーの本川あつ子です（奈良在住・アラフィフ）。

人生の転機の中に、私は「子育て」も含めています。

子育てを放置気味（自由？）にすることって、どうよ？

子どもに期待をかけすぎ、依存することも、どうよ？

じゃあ、どうする？

子育てにどうかかわるかの中に、あなたの転機があります。

「母親」としても役割はあなたの人生パーツの１つだからです。

特に現在、０歳～小学生のお子さんがいれば、「母親」役割に結構な時間をつかっているはずです。

今日はそんなヒントになりそうな話を聞いたのでシェアします！

甲子園への黄金の５か条　砂川正美さんの話

砂川正美さん（男なので父親）に４人息子がおられます。

ある日４兄弟が甲子園のTV中継を見て

「お父さん、僕たちも甲子園に出場したい！その方法を教えてよ！」

と言ったのだそう。

砂川さん自身は高校野球をしてエースピッチャーだったものの、甲子園出場は叶わず。つまり、甲子園出場がいかに難しいかを知りすぎている人。

さあ、あなただったらどうする？

　そんな方法、知らないわよ～！と答えるか。

　そうね、そのうち考えましょう～か、と答えるか。

　素振り、走り込みの命令か？

　有名な野球コーチでも呼んでくるか？

砂川さんは「甲子園への黄金の５か条」をつくり、４人の息子と共有したのです。

ドーン！

甲子園への黄金の５ヶ条

１．頭に思い描いた夢を文字や絵などの形にする

２．夢がかなったときのかっこいい姿を想像する

３．あいさつの達人になる

４．コロコロ大作戦（自分＆他人の履物をそろえる）

５．ありがとう大作戦

次の日から４兄弟（当時６歳～小６）は、毎日毎日この５か条に取り組んだ！

でね、でね、彼らがそれぞれ高校生になった時・・

４兄弟とも甲子園に出場できた！　っていう実話なのです。

※硬式高校球児約15万人のうち出場できるのはたった0.5%。これを4兄弟がそれぞれって、凄いことでっせ。

この五ヵ条は野球と全然関係ないやんか！に答える

ほんと、野球テクニックと関係ありませんね（笑）

つまり、野球以外にも使えるということ！！

１．頭に思い描いた夢を文字や絵などの形にする

２．夢がかなったときのかっこいい姿を想像する

1条、2条の内容は脳科学的にも証明されてます。

私もコーチングセッションにも使います。

スポーツ選手の「イメージトレーニング」がまさにそう。

イチローの卒業文集しかり、羽生結弦くんのシーズン中の妄想（イメトレ）しかり。

簡単なことなようで、毎日毎日やった彼らは素晴らしいですね。

（ちなみに簡単に誰でも毎日できる方法を教えます→ビジョンマップ）

泣けるのはココから！３条～５条の親の思い

３．あいさつの達人になる

達人とは、あいさつを相手よりも先に、”伝わるように”する。

大人でも出来ていない人、多いかも。

”伝わるように”するためには、目を合わせて、心も合わせる必要があります。

４．コロコロ大作戦（自分＆他人の履物をそろえる）

自分が使った靴だけでなく、人の靴でも、くるっと向きを変えてそろえるようにする。

誰が見ていなくても、面倒くさくても、恥ずかしくてもやる

５．ありがとう大作戦

口に出して「ありがとう」の気持ちを伝える。

３～５はもっと甲子園出場と関係ない！！！！

結果としては４兄弟全員が甲子園出場しました。

で、ある人が砂川さんに聞いたんです。

「甲子園の５ヶ条を実践していて、全員が甲子園に行かない可能性もあるのに、子育てでそのリスクは考えなかったの？」

砂川さんはこう答えたんですって。

正直、４人ともが高校野球をすることさえ、確実でもない。

１人くらいは全く違うことに興味をもつ可能性だってある。

ましてや甲子園に行けるなんて、分からない。

だから３条～５条をつくった。

甲子園を目指して甲子園に行けず挫折しても

息子たちが他の分野へ行ったとしても

３～５条ができるならば、どんなところでもやっていける人間に育つと思ったから。