10年前の話になります。
結婚することが決まった時に、親しくしていた上司に報告しました。
結婚式の日に、その上司からお祝いのメッセージカードをいただいたのです。
その中には
「愛することは赦すこと」
キリスト教っぽい言葉だけど、僕の好きなことば。
末永くお幸せに。
と書かれてありました。
正直、
まだ「愛する」こともよく分かってないうえに(笑)
赦すって?
しかも
「赦す(ゆるす)」という漢字も初めて見た。
「許す」とどう違うの?
で、なぜ、
愛する=赦す
なワケ?
結婚したら
愛があるなら
なんでもかんでも許さないといけないの!?
(嫌だなー)
みたいな、ハテナだらけの私でした。
あなたはこの言葉
「愛するとは赦すこと」
をどう捉えますか。
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時は流れ、
夫や子どもたちという家族をもって早10年。
”愛する” というのが、分かってきました。
子どもや夫に言ったり言われたりもあります。
ですが、
愛していても
「もう!お母さんはそんな事したら絶対許さないからね!」
と子どもに言ったり
夫に対して
「なに?あの態度!許せないーー」
と思ったり。
愛する=赦す
とは
なかなかならない。
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そして、時は流れ
愛している家族との溝ができる事件が起きました。
許せない、悔しい、腹が立つ!
怒りの感情の次は
どっと涙がでて
ドーンと落ち込む。
これをくり返してると辛くてしんどくて。
心がヤバイと感じた私は
生まれて初めて「カウンセラーさん」というとこに行っちゃいました。
いろいろ話をしたのですが
印象に残ったのは最後に言ってくださった言葉。
ご自身を一番、かわいがってあげて下さいね。
よしよし、私、って愛して下さいね。
自分を愛する・・ !?
こんな私を?
って、また自分を責めたんですね。
で、ハッと!
こんな私だけど
私が赦してあげよう。
腹が立って苛立っている
そんな私を赦してあげていいんだ。
愛することは赦すこと
これが心でつながった日となりました。
あなたも、ご自身を愛して。
そして、どんなあなたも、赦してあげて下さい。
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