自分を愛する 【つらい時は】

10年前の話になります。

結婚することが決まった時に、親しくしていた上司に報告しました。

 

結婚式の日に、その上司からお祝いのメッセージカードをいただいたのです。

 

その中には

 

「愛することは赦すこと」

 

キリスト教っぽい言葉だけど、僕の好きなことば。

末永くお幸せに。

 

と書かれてありました。

 

 

正直、

まだ「愛する」こともよく分かってないうえに(笑)

赦すって?

 

しかも

「赦す(ゆるす)」という漢字も初めて見た。

「許す」とどう違うの?

 

で、なぜ、

愛する=赦す

なワケ?

結婚したら

愛があるなら

なんでもかんでも許さないといけないの!?

(嫌だなー)

 

みたいな、ハテナだらけの私でした。

  

あなたはこの言葉 

「愛するとは赦すこと」

をどう捉えますか。

 

******

 

時は流れ、

夫や子どもたちという家族をもって早10年。

”愛する” というのが、分かってきました。

子どもや夫に言ったり言われたりもあります。

 

ですが、

 

愛していても

「もう!お母さんはそんな事したら絶対許さないからね!」

と子どもに言ったり

 

夫に対して

「なに?あの態度!許せないーー」

と思ったり。

 

愛する=赦す

とは

なかなかならない。

 

******

 

そして、時は流れ

愛している家族との溝ができる事件が起きました。

 

許せない、悔しい、腹が立つ!

怒りの感情の次は

どっと涙がでて

ドーンと落ち込む。

 

これをくり返してると辛くてしんどくて。

 

心がヤバイと感じた私は

生まれて初めて「カウンセラーさん」というとこに行っちゃいました。

いろいろ話をしたのですが

印象に残ったのは最後に言ってくださった言葉。

  

ご自身を一番、かわいがってあげて下さいね。

よしよし、私、って愛して下さいね。

 

 

自分を愛する・・ !?

こんな私を?

 

って、また自分を責めたんですね。

で、ハッと!

 

こんな私だけど

私が赦してあげよう。

腹が立って苛立っている

そんな私を赦してあげていいんだ。

 

 

愛することは赦すこと

 

これが心でつながった日となりました。

 

 

あなたも、ご自身を愛して。

そして、どんなあなたも、赦してあげて下さい。

—–

▼コメントはお気軽に

タイトルとURLをコピーしました