夫の不倫、女性の人生転機の悩みカウンセラー 本川あつこです。
2020/02/21公開の映画「Red」を観てきました。
NHKあさいちで
「作品のテーマは、現代女性の自立、生きづらさを描いている」
的なことを言っていたので、どんなストーリーか興味があったんです。
but・・ 不倫恋愛映画でした!
そりゃあ、不倫していたら生きづらいよなあ。
不倫からの自立?
夫からの自立?
何からの自立?
答えは記事の最後に書いてます。
映画としては主人公・塔子の、これからの自立かなあ、と思いました。
終わった過去は過去として、これから、どうする?的な。
***
映画の前半シーンでね、幸せじゃあないんだろうな~感の家庭が出てくるんです。
いえ、極貧とか、暴力とかじゃなくてね。
立派なお家で、かわいい服装した主人公、エリートな夫、可愛い娘、なに不自由ない暮らし。
普通なら、すんごい良いよね~、幸せだよね~、この環境!
なのに、表面的なんです、全てが。
そんな家庭的な妻に起るストーリー。
幸福そうなこの妻が、10年ぶりに元恋人(妻夫木くん!)と再会し、アレヨ、アレよと・・
映画の中で興味深かったセリフを取り上げてみます。
「どうして結婚なんかしたの?」
塔子と妻夫木くんが不倫関係にあると見抜いた職場の同僚が言うセリフ。
同僚 「どうして結婚なんかしたの?」 と聞く。
塔子 「・・・・・・」
答えられない!!
ここで、あなたに問います。
「どうして結婚したのですか?」
「自分さえ我慢すれば全てうまく行く!」(キレ気味に言う)
きっと、主人公は結婚生活の間で夫に本音を言ったことがないのでしょう。
ストレス溜めてきたことでしょう。
自分を抑えてきたことでしょう。
妻・母・嫁である主人公が、
夫と口論になったときに、こう言い放ちます。
「私さえ、言いたいことをがまんすれば、全てがうまくいくと思ってたの!!」
分かる!その気持ち!
でも、全てが上手くいくわけないんです。
そもそも、あなたが ”がまんする” という発想からスタートしていますから。
我慢、我慢がエライのよ。
こっちは心身を犠牲にしているのよ。
こっちがどんだけ我慢してるか。
↑
これらは隠れた心の声(叫び)なので気がついていない!!
我慢や犠牲が、美徳なんだ、というのは、そろそろ辞めませんか?
塔子「あなたにとって結婚って何?」
はい、そろそろラストシーンに!
主人公・塔子は、どうやら不倫相手との愛の道を選ぼうと決意した様子。
不倫相手との旅先から、橙子は夫に電話をかけます。
塔子「あなたにとって結婚って何?」
夫「一生に一度愛した人と、一緒に暮らすこと」と答えたんです。
衝撃的なシーンでした。
橙子は、夫から愛されていたことを、今知ったのではないでしょうか。
自分の愛は不倫相手に向いているのに、かたや夫は自分に愛が向いているという、このギャップ。
夫が「家事・育児をしてくれる人と暮らすこと」って言ってくれたら、正々堂々と「アバヨ!」って言えたのに・・。
女性の自立のタイミングは
主人公・塔子さんは、不倫で元恋人との愛に燃え上がり、愛を知り(?)、家庭での不自由さに気が付きました。
塔子さんにとってのタイミングだったのでしょう。
遅すぎたタイミングです。
女性の自立のタイミングは、転機の時なのです。
つまり、転機の時に自立しておくことが大事。
自立とは、結果よりも、「今、自分を見直そう」と思うことそのものを言います。
塔子さんの場合、こんな転機があったのです。
・10年前に妻夫木くんと別れた時
・旦那になる人と付き合い始めた時
・結婚を考え始めた時
・子どもを作る前
・仕事を辞める前
・再就職を考えた時
全て自立のタイミングになり得たのです。
自分さえ我慢すればいい、の考えだと、自立はできません。
自立は自分と向き合う勇気が必要なのです。
あなたは、どうですか?
そういう意味では、この映画、不倫どうのこうのを差し引いて、考えさせられるテーマがあったなー!!
と納得(笑)
夫の不倫・浮気問題を専門に夫婦問題(離婚、モラハラ)の他、お仕事(就職、転職、人間関係、人事)、婚活、結婚、出産、育児など女性の人生の節目の悩みのカウンセリング、相談を行っています。
奈良県斑鳩の法隆寺を拠点に、奈良県・大阪での対面の他、全国オンライン(Zoom、スカイプ)からお申し込みいただいています。
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