「本川さんって、子どもの前で夫婦げんかをしたことがありますか?」と聞かれて、「あるよー」と答えたアッツこと本川あつこです。
その友人は、最近、お子さん(未就学児)の前で夫婦げんかをしてしまったのだそうです。
彼女の悩みは「『子どもの前で夫婦げんかをしちゃいけない!』ってよく言うじゃないですか。だから、子どもの前でケンカしたのは、悪いことをしてしまったなと思って・・・」
つまり、罪悪感を感じているのだなぁと。
子どもへの罪悪感かもしれないし、”一般的にやってはダメなこと”をしてしまった罪悪感かもしれませんね。(そんなことは友人には伝えてませんけどね)
夫婦げんかには意味があるのだから、罪悪感は持たなくて良し
そもそも夫婦げんかって??
夫婦げんかって、犬も喰わないやつですよね。(笑)
ですから、子どもも喰わないです。
なので、子どもの前でしても、問題ないと考えてます。
意味のある夫婦げんかもある。それは子どもにとって学びになる
たまには、意味のある夫婦げんかもあります。
例えば、なぜ私が不満を抱えているのか、どういうことをされると嫌な気持ちになるのか、を伝えるようなケンカですわ。
がしかし、夫婦間ともなると、そんなに冷静な口調では話し合いませんよね。だんだん熱を帯びてくるものです!!それに、私は正しいという前提で仕掛けるときもありますよね(ドキッ)
でも、これって
気持ちを伝えている場面であり
こういう事をされると私は嫌なのよ!と主張する場面であり
子どもにとっても、大きな学びの場だと思うのです。
子どもはもちろん、声を荒らげている目のつり上がった母を見てドキッとするでしょう。
一方で「お母さんは、そういうことが嫌だったんだなあ。仕事が大変だと夕ご飯作れない時があるんだなあ。」と知る機会にもなっているのです。
それに対する父親の主張(言い訳?)も、また聞けるワケです。
大人って、なんかしらんけど、大変なことがあるんやな。と。
家庭の中に社会はあり、社会はまた家庭を反映する、という学びの場になっている。
私も世紀の大夫婦げんかを、数回、子どもに見せたことあります
そのとき、もちろん、世間様で言われる「子どもの前で夫婦げんかはNG」が一瞬頭をよぎりました。
でも、今、主張しなきゃならんのじゃ!という耐えきれぬ想いの方が勝って、バトルを展開したのです。(若い頃、血の気が多かったんでしょうね。)。この頃、実はストレスを抱えていた時でしたから、自分の精神衛生上、我慢せず出して良かったんだと、今になって思います。
ですから、私にとって、そして夫婦げんかをしたあなたにとっても、「今、こういうことでケンカをした」ということは意味があるのです。(ケンカしている最中には気が付かないですけどね)
こんなこともカウンセリングのテーマになりそうですね。
もちろん、こんなケンカはわざわざ見せなくていい例
・暴力をふるう、ふるわれるケンカ
→しそうになったら(やられそうになったら)逃げて
・クソでビッチなことばを使うケンカ
→稼ぎが少ないくせに等、見下し系の言葉
・不倫を問い詰めるケンカ
→子どもがいないときの方が、集中してできる
幼い子どもには全くメリットが無いケンカ例です。
こんなことしてもいいんだって、思われたくないのでね。
夫婦げんかが頻発して、気持ちがしんどくなった時は
たとえ犬も喰わないケンカや、意味のあるケンカだとしても、「またケンカしてしまった」、「どうして分かってくれないの」、と頻発して落ち込むような時は、何かがたまっています。
ケンカして本音を言っているようでも、何かをガマンしてたりするものです。
たとえあなたが正しいことを言ったとしても、夫が従わなかったら、それもしんどいですしね。
(たいてい従わないしね^^;)
今は、自分の現状(心と身体)を知って労ってあげるのが大事です。
そんなテーマでカウンセリングをするのも、良いと思いますよ。
私もしんどかった時期があるのでね。
いろいろ書きましたが
夫婦げんかは悪いもんじゃないです、よ♪と言いたいのです。
ケンカは濃厚なコミュニケーション。強い関係性がある人としかできないものです。
子どもに見てもらっても、ええじゃないか!
というご意見でした^^
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