愛だけじゃない。憎しみさえも求めたくなることもある。【コュニケーションはなぜ大切なのか】

 
ストローク、という言葉。
私が思いつくのはテニスです。
打って、相手が返して、打って、返して。

これがラリーになって続くと、相手が敵であるにも関わらず、愛憎という一種の愛まで感じるのです…。

さて、本題の心理学でいうストロークとは、

1.こちらの何らかの言動・行動

に対して、

2.相手がなんらか反応(言動・行動)する

という1連の反応です(1と2がセットで1つのストローク)

難しく書きましたが
日常、よくある光景です。
たとえば…

1、「おはよう」
2、「おはよ〜!」

とか

1、子どもが道でズッコケる
2 、母が「大丈夫ー?」とかけよる

反応に対して反応している、いわゆるコミュニケーションです。

実はこのストロークは「心の栄養素」と呼ばれています。

栄養なので、ストロークが少ないと、心身の成長を阻害するのです。
人はストローク無しでは人として生きていくことができないのです。

ストロークにも「良い(心地よい)ストローク」と、「悪い(不快な)ストローク」があります。

良いストロークは、先ほど例にあげたようなやり取り。
日常の微笑ましいシーンです。

悪いストロークは

1、「おはよう」
2、にらみつけ、舌打ちする。

1、子どもが道でズッコケる
2、母「なにボケっとしてんの!しっかり歩かんかい。」

ひえ~、空気凍る感じなシーンです。

もちろんコミュニケーションでは良いストロークを返したいものです。

さて、私がストロークを学んで驚いたのは、
人はストローク無しでは人として生きていくことができない。
という所。

大げさな!と思ったのですが、
ストロークが無い状態は、つまり、微笑むでもなく、怒鳴るでもなく、
無視される・存在をスルーされる状態。

これが続くと・・・確かに辛い気持ちが想像されます。
だーれも自分に関心がない状態です・・。

 
テニスをして打っても、誰も打ち返してくれなかったら、確かに
「俺はこのコート(人生)に居る意味は無いのでは・・・(涙)」

そして、心の栄養素だけに、足りなくなるとどんな手段を用いても、相手の反応を得ようとするだそうです!!

我が家を振り返ると

子どもが悪さをして、私が叱ると、子どもがギャーギャー泣き騒ぐときがあります。
あんまりギャーギャーがしつこい場合、私はそれ以上叱ること無く、子どもを完全無視して、日常の家事作業に戻ります。淡々と。

すると・・息子が私の視界の範囲で、お椀に入った味噌汁をわざとこぼす仕草をするわけです!!(イラッ!!)

そこで私は家事の手を止め、「コラー!そんなことしたらあかんでしょ!」って喰ってかかるわけです。

息子にしたら、これ、”ストローク、ゲットした!” 状態なんですね。

ということで、日頃は良いストロークを心がけたいし、良いストロークがあふれる社会だの会社だの家庭にしていきたいものです。

しかし、
悪いストロークも無いよりはマシなわけです。
夫婦喧嘩もまだマシなのだな。
ほんとに空気の存在になった時・・ どんな手段を用いて、私が(または相手が)ストロークを得ようとするのか・・事件に発展?!しないことを祈ります。

 

あなたの周りのストローク、ちょっと意識して観察してみて下さい♪

 

最近の学びと感じたことをシェアさせていただきました。

 

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