書棚を整理していたら、10年前のこんな写真が出てきました。
着物の着付けをひと通り習い、お免状をいただいた図。
どんな習い事にも、哲学があります。
習い事そのものよりも、その哲学から「!」な学びがあったりします。
完璧じゃない方がカッコいい!
着物の着付けって、ビシッと決まる所が決まったほうがカッコいい。
あの人、着慣れてる感も伝わるし。
生徒(私)は習ったことを確実にやろうとします。
襦袢の襟をどれくらい見せるか、
帯のタレの長さをカッコよく、
背中心がビシッと中心で、
帯の高さ、帯締めの結び方etc
なんやかんかと、チェックポイントがあります。
って。
でも、先生が言うんです。
練習すればするほど、着れば着るほど、うちらはビシッと着れるようになります。
だけどね、本当のオシャレ、かっこよさは、完璧に着ちゃダメなんよ。
オシャレな人は、完璧に着たあと、わざと1箇所、崩すのよ。
それが、オシャレ・粋なの。
完璧じゃあ、面白くない。
まあ、完璧どころか隙きだらけの自分ではありますが、完璧じゃないほうが面白くて粋なら、それも楽しんで良いんじゃないでしょうか。
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