投影-Projections(水のスート)

小アルカナ 水7 投影ーProjections

カウンセラーの本川あつこです。
オショー禅タロットを振り返るシリーズ、時々やっていきますね。

過去に、インスタグラムで1枚引き&その日のインスピレーションの投稿をしてて、それを昨日読み返していたんです。
それを読んで、ああ~やっぱり禅タロットって気づきがあるよな、と改めて認識したわけです。

もともと、自身の「潜在意識にアクセス」っちゅうか、自分が気がついていない心のパーツをひらいにいける・・ってことで禅タロットを手にしたのが始まり。

実際、そこが禅タロットの特徴です。

生活の中とか、もやもやしてる時って「今、ここ」を、見ませんものね。
過去の過ち・感情、(起こってもない)将来への不安妄想、、、、 そろそろ辞めッペ!
って、時にエエんですよね。

水のカードが示すもの

水色のスートは「水」グループで「生の感情」を表しています。エネルギー面では受け身、女性的な傾向があります。

水は確かに受け身なんですよね、水自身が「あっちへ行ってやろう」と行動はしないです。
自然の摂理にしたがって、上から下へ流れます。なにかに堰き止められると、溜まっていきます・・そして溜まりすぎたエネルギーは洪水となって、堅固なダムさえも破壊する力も持ちます。

感情もそうですね、なにかに接する度に自然と湧いてくる感情。自然のままに委ねると、流れる川のように気持ちいいけんど、堰き止めると苦しくなったり。

そんなイメージかな。

投影、って・・!?

投影って心理学用語でもありますね。
が、簡単に考えてみます。

カードにProjections(プロジェクション)とあるように、プレゼンで使う、プロジェクター。
プロジェクターを通して、内容をスクリーンに映し出しますよね。その映している内容が投影。

プロジェクター=あなたの心
スクリーンの映像=あなたが見えている(信じている)世界

という感じです。
つまり、あなたの目の前の現実は、あなたの心が映し出していることになります。

自分の心にあるものが真実だという前提で、世界を見ている。
あなたが見たいように、眼の前の出来事を見ている。心が世界を作っているんですよねー。

そういう私の解説のもと、カードの絵をみてみますと、

相手(例えば夫)の人物像・性格というものをスクリーンに映し出しているのは、あなたでして、あなたが思う相手が、本当はどうなのか、という視点が抜けがちになります。

カードの絵も、奥には相手そのものがいるのだけど、スクリーンには青く歪められた映像があります。
その映像(=あなたが作り出した投影)ばかりを見ていませんか?

という問い掛けになるのでは、と思います。

どうせ映すならば、あなたが心地よくなる映像を見たいですよね。
どうすればよいか? それはプロジェクター(あなた)次第ということになります。

解説本からの学び

私たちはみな、自分で作った映画をまわりの状況や人々に映し出すことに熱中してしまいかねません。

それは、私たちが自分の期待、欲望、そして評価に気がついていない時に起こります。
私たちはその責任をとりそれを認めるのではなく、他人のせいにしようとします。

あなたが相手の中に見ているのもは、本当にあなた自身のものですか?
あなたの視界は澄んでいますか?
自分が見たいと思っているもので曇ってはいませんか?

解説本より

ドキドキするご指摘で・・(汗)
このカードを引くと、自分を振り返らざるをえません(汗)

他人のせいにすると、楽だもんね~~~~!!

「あの人、もうちょっと気が効かないものかしら」
「〇〇さんは、学歴があるから抜擢されただけよ」
「うちの旦那、全然ダメ!何もしない、ろくなことしない」

そう見えているのは、私の心を映してるだけっす。わーい!

でも、これ「自分が見たいと思っているもの」じゃない!と言いたくなりますよね。
ちゃうんです、人のせいにしたい、その無意識の心が、投影されてますねんね。

ドキドキ・・。
気がつけたら、めっけもんです。

あなたが愛していると、相手はたとえようもなく美しく思える。
憎んでいると、その同じ相手がもっとも醜く思える。

が、同じ人がどうしてもっとも醜くくなりうるのか。そして、その同じ人がどうしてもっとも美しくなりうるのか、あなたはそのことにはけっして気づかない・・。

by Hsin Hsin Ming:The book of nothing,Ch.7

分かりやすいたとえですね。
こうやって文章で読むと、ああそうだよな、うん、と思えるのだけれどね。

リアルな現場(夫だの、上司だの、やっかいなママ友だの、とのやりとり)では

”あなたはそのことには決して気づかない・・。”


このカードが出た時は、すこしそんな自分を振り返る時だなあ、と感じています。

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