夫から離婚を切り出された。離婚はしたくない、どうすれば良い?【ご相談への回答】

本川あつこ
本川あつこ

こんにちは!
心理カウンセラーの本川あつこ(ほんかわあつこ)です。

今日は、無料お悩み相談サイト「ココロノマルシェ」に頂いたご相談に回答いたします。

ご相談:夫が離婚を悩んでいる

ご相談者様:ミラさん
引用元:
https://cocoro-marche.com/archives/31956

初めまして。
夫婦関係に悩んでおります。

私は結婚して7年目になる1歳下の夫がいる33歳です。
子供はおらず、夫婦2人で暮らしています。

お互い休みの日は趣味に時間を使い、自由な結婚生活を送っていたところ、3ヶ月前に喧嘩をきっかけに離婚話をされました。

夫は結婚した20代のうちに子供が欲しかったのです。
私は結婚を機に転職をしたので、産休が取れるまで待って欲しいと伝えました。
それから5年が経ちそろそろ子供を、と考えていた所の離婚話です。

子供が欲しかったが強く言えなくて趣味に逃げていた事、他にもコミュニケーション不足、レス(これは最近解消できました)、私が口うるさい事を理由に好きかどうか分からなくなった、と言われました。

私は夫のことが好きなので離婚したくないと何度も泣きつきました。
(夫は自分がここまで好かれていると思っていなくて、少し嬉しかったと言われました)

それから何度か話し合い、離婚をするか夫婦を継続するか5月まで考えさせてと言われています。
5月の私の誕生日までには決めるとの事です。

それ以来私は歩み寄る努力をしています。夫はそんな私に罪悪感があるそうです。
私の貴重な20代〜30代前半を自分のせいで無駄にさせてしまったとも言われました。
友人と飲みに行く頻度も増えています。

しかし、今まではしていなかった食事へ連れて行ってくれたり、スキンシップを取ってくれたり、外出時は頻繁に連絡をくれたりと歩み寄ってくれている事は感じます。

このまま5月まで私はどうやって夫に尽くせば良いでしょうか?

やっぱり離婚だと言われたらと考えたら胸が苦しくて涙が止まりません。
自業自得なのは承知ですがアドバイスを頂けたら嬉しいです。

長々とすみません。よろしくお願い致します。

ご回答

ミラさん、初めまして!
心理カウンセラーの本川あつこ(ほんかわあつこ)です。

3ヶ月前の喧嘩をきっかけに、ご主人から離婚話をされたとのこと。
どんな夫婦でも痴話喧嘩から大喧嘩まで、やり合うことは多々あります。

ですが、「離婚」という言葉が相手から発せられると、とってもショックですし、穏やかではありませんよね・・。

冒頭の

>お互い休みの日は趣味に時間を使い、自由な結婚生活を送っていた

の表現から、ミラさん自身は快適な生活を送っていたのではと、私は捉えました。
なので、ミラさんにとっては離婚の話は、青天の霹靂、に思えたのではないでしょうか。

ここで、私の疑問ですが、

>私は結婚を機に転職をしたので、産休が取れるまで待って欲しいと伝えました。
>それから5年が経ちそろそろ子供を、と考えていた

の部分。
産休は就職し雇用されている立場なら取得できますが、なぜ5年間、保留していたのかな、ということです。

お二人で5年と決めたのでしょうか。
それとも、気がつけば5年が経っていたのでしょうか。

この5年間、ミラさん自身は夫婦関係をどのように捉えていましたか。
心のどこかに心配事はありませんでしたか。
逆に、こんなに自由な結婚生活で快適ーー!だったのでしょうか。

その辺りをミラさんにお聞きしたいなと、思います。

もしも後者の「気がつけば5年経っていた」状態ならば、ご主人にとっては「20代で子どもを持ちたい」の気持ちが置き去りされた5年だったかもしれませんね。

きっと、ミラさんのご主人は優しくて、ミラさんの趣味を楽しむ姿や自由な生活を、大切に見守っていたのかもですね。それ故に、優しさ故に、本音を抑えていたのかも知れません。

さて、離婚話の時に、ご主人が言ったと思われる

>子供が欲しかったが強く言えなくて趣味に逃げていた事
>他にもコミュニケーション不足、レス(これは最近解消できました)
>私が口うるさい事を理由に好きかどうか分からなくなった

について。

ミラさんのこのときの気持ちや感情が記されてないですよね。
言われて、どんな気持ちだったのでしょうか。

誤解だよ、それは〇〇だからだよ、解説(とか反論)したのでしょうか。
それとも、ごめんなさい、私が悪かったわ、と謝ったのでしょうか。

ミラさんのこの時の対応も聞いてみたいです。

その後、何度か話し合っているようですが、どんな話し合いになっているのか、など。

>自業自得なのは承知ですが

とも書いているところから、もしかしてミラさん自身が「自分が問題」だと捉えているということでしょうか。

質問ばっかりでごめんなさいね!

本川あつこのカウンセリングではいろいろ質問して、状況や相談者さまの思い・本音を確認していきます。

泣けるほど、夫が大切な理由は

>私は夫のことが好きなので離婚したくないと何度も泣きつきました
>離婚だと言われたらと考えたら胸が苦しくて涙が止まりません

この部分を読んで、ふだん冷静な私が、胸がキュンとしてしまいました。

そんなにも、こんなにもご主人が好きで、失いたくないって!
まるで恋をしている女性ではないですか。

結婚生活の7年間、ずっとこんな気持ちでいる妻に、離婚を切り出す夫って居るのでしょうか。
ミラさんはどう思いますか。

なぜ何度も泣きつくのですか、なぜ胸が苦しくなるのですか。

今、もしミラさんにとって人生の転機とお考えでしたら、この理由を書き出してみませんか。

人生の転機ならば、今この時の思いをご自身で確認していただきたいからです。

ゼロベースで考える。本川の考える離婚危機の捉え方

結婚が1人の意思では出来ないように、夫婦問題も1人では起こらない。

ほんとはちょっと少し手前に、ひずみは見えていたはずなのです。

夫が見えていたかもしれませんし、妻が見えていたかも。

ですが、夫婦って・・「今は向き合わなくても、まあいいか」で過ごすことが出来ちゃいます。

本当はひずみが見えた時に、伝えたり、相手の真意・意図を聞ければ良いんですけどね。

それを避けて通っているうちは良いのですが、次に気がつくのが、離婚や別居を言い出された時、という形になります。(私の場合は、夫の不倫という形でした)

この出来事を表面だけ見たら、すごく辛い出来事ですよね。

ミラさんも今そうだと思います。

でも歪みがあるまま、耐えて耐えて我慢して妥協してが続くよりも(→エネルギー負荷がかかりつづけるイメージ)、今回のように離婚話という出来事のおかげで、いままでの負荷が一旦ゼロベースになったと、私は捉えます。

その証拠に、ミラさんに思いを伝えれたご主人は一種の安堵の気持ちをもてたでしょうし、今まではしていなかった行動も取れているのだと思いました。

このゼロベースという好機の今、ミラさんがしておくことは、これからの夫婦関係の原点に立つということです。

7年間の夫婦関係が、離婚話を機に、一旦崩れて、更地になったイメージです、今。

この更地に、どんな夫婦関係を築きたいか、ということ。
せっかく更地になったのだから、自由に、ミラさんが思うままに描いてみませんか。

その意味では

>それ以来私は歩み寄る努力をしています。
>このまま5月まで私はどうやって夫に尽くせば良いでしょうか

◆ミラさんができる歩み寄りは、どんなことなのか。
(苦しくない歩み寄りであること。それは、ウキウキとときめく内容になっているか)

◆ミラさんが大切にしたい、夫婦の中での自分ってどんな自分なのか
(無理しなくてもラクな自分、ラクな夫婦ってどんなイメージ?)

を考えてみて欲しいと思います。

ですので、
>このまま5月まで私はどうやって夫に尽くせば良いでしょうか

という、とりあえずの離婚回避のためだけの「尽くし」「歩み寄り」をしても意味がないですよ、とお伝えしたいです。

仮設住宅のようなものになってしまいます。

せっかくのこのゼロベース(更地)のチャンスですから、ご自身に向き合ってみませんか。

ご主人大好きのミラさんならば、できると思っています!

不安でしたら、ぜひカウンセリングの中でお手伝いさせてくださいませ!
まだ時間はございますし、向き合う中で、ミラさんの気持ちの変化もでてくるでしょう。


<編集後記>

ちなみに、ゼロベースといっても結婚当初のゼロベースとは全く違います。
安心して下さい、一旦壊れてからの更地なのでね、地盤が強固になってますから(笑)

何回でもゼロベースになってもええやん!?
いろいろあるしな、夫婦は!
自分軸も強固になってってくる副産物もありまっせ。

以上、初ココロノマルシェ回答しました、カウンセラーの本川あつこでした。

4月は無料カウンセリグモニターもやっております!!

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