心理カウンセラーの本川あつこ(ほんかわあつこ)です。前回は、自分ストーリー#0として過疎地域で生まれ育った件について書きました。
勉強ラブ!学生生活ラブ&ワクワク!
大学は希望どおりの農学部に合格。
夢は「地球温暖化に関することを海外でやろう~!」と思っていたのです。
大学3年で気象学コースに進む予定が、成績の悪さで一番不人気だったコースに振り分けられました。
それが「農業工学(農業土木)」の分野との出会い。
農業土木?なにそれ?と意味不明。
自分の思い通りにならなかったことがショックでした。
半年間、拗ねると、拗ねてる自分に飽き飽きしてきましてね…。
持ち前のポジティブ思考で
「いや、土木分野も土壌の研究とかで温暖化分野と関係あるかもしれないな!」
と発想を切り替えました。
そこからは、せっせと授業に出ました。
ところが、ホント良くわからなかった(汗)。
土壌学とか、力学とか、ね。
これが何の役に立つのかな、と。
で、これらを学んで研究して、私ってどんな仕事をするのだろう?と不安に思っていた頃(大学3年後期)研究室の教授から
「公務員試験の対策講座をするので毎週来ること。」
と、3年メンバー全員に声がかかったのです。
公務員というと事務仕事・お役人のイメージがあると思いますが、技術系の採用もあるのです。
「農業土木」だとか「土木」といった名称で。
君たちはそこを狙うんだ!という教授の意気込みです。
多分、その当時の我々は公務員の技術職が何なのか、良く分かってなかったです(笑)
ただ、
「国家公務員って、農林水産省とか!?」
「あの立派な県庁の建物の中で働くって、カッコいいよね。」
絶対に仕事を辞めていはいけないよ。
これまで、土木業界には女性はほとんど居なかった。だけどこれから、時代は変わる。
君は女性土木技術者として、社会で先頭をきっていかないとダメだよ。
それは、君だけのためじゃなく、あとに続く後輩女性のためでもある。土木業界でも女性がやっていける事を、社会に示していかないといけない。ああやっぱり女性は、この業界では続かないな!と思われてはいけない。
だから、何があっても仕事は辞めてはダメだよ。
って。
その祝辞、重いよ、教授~。
(でも、私へのエールだったのでしょうね)
教授、私には根性があります。
大丈夫よ、教授!任せて下さいな!
って、思って卒業いたしました。
しかし、将来、この教授の言葉の呪縛に悩む日がくるとは…
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